まず丁寧な仕事を心がけている。
轆轤の勢いに任せず、焼きの偶然に頼らない仕事。
あじのあるヤキモノが嫌いなのではなく、自分にはまだ早いという思いがある。
基本的な仕事を丁寧に積み重ねた先に、自然な勢いが出てくれば良いと考えている。
今作っている器は、轆轤を用いて土を立ち上げ、削り出して形を具体的に決定する立体だ、という意識がある。
黒い顔料が練り込まれた土に、黒い失陶釉をかけ、電気の窯で焼成した無機質な表情で、重厚かつ静かな形を引き出したい。

2005年7月31日
望月 薫 



望月薫・陶展 DM image



望月薫 陶展

2005年8月31日(水)- 9月11日(日)

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今回初個展を"布う"で開催するにあたって、上の言葉を寄せてもらいました。
望月さんの作ることへの気持ち。
"布う"で飾ってみたいと思う私の気持ち。
その言葉を読んでみて、彼の器に惹かれた理由がわかった気がします。

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布う [ふう]
Gallery & Cafe

神奈川県中郡大磯町高麗2-17-48
phone. & fax. 0463-61-8644
open 11:00 - 19:00
火曜休み

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